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2012年05月18日

劇薬

今日、凄い豪雨がきたばい。

外回りで公園にいた自分はびっちょりに濡れてしまったばい。

乾いてきたら臭くなってきたので、さっさと帰されてシャワーに入ったばい。

最近、夜光貝というサザエのでっかい貝を磨いて光らせることに夢中だばい。

風呂のついでだから酸につけて表面を溶かしてみようと思ったばいね。

もちろん裸で。

バケツに濃い酸を入れて30秒漬けたら少し白くなってきたので慌てて箸で

すくいあげたばい。

そしたらつるってすべってバケツにジャボンって落ちて酸が跳ねたばい。

我が息子にそれが直撃したばいね。

このあと激痛がくるのが瞬時に理解できたばい。

慌ててシャワーを出そうとしたらすべって肘をぶつけてピキューンって電気

が走ったばい。

そうこうしているうちにどんどん痛くなってきたばい。

目の前にカビキラーが見えたばい・・・カビキラーはアルカリ性。



  Σ(゜д゜ )    ハッ


中和させるばい!!

ほんのちょっとだけ、ほんのちょっとだけって吹き付けたばい。

激痛、まさに激痛だったばい。

どういうことだってばよ!

中和という科学はどこに逃げたばい?

と、とにかく洗浄だばい!!

シャワー全開でだしたばい。

42度だから暖かくて気持いいばいね。

いきなりピンポイントで熱くて痛い部分が発生したばい!

ヒィヤーって前かがみになって湯船に倒れたばいね。

湯船の底でシャワーにうたれながら涙したばい・・・

冷静になればカビキラーで中和なんかできるわけないのに・・・

そんな自分の愚かさに悔悟の涙を流したばいね・・・

みんな、劇薬をいじるときは裸のままじゃあぶないばいね!!

ちゃんとエプロンするばい!!

裸でエプロンとか悦に浸ってる場合じゃないばい!

危機管理上、必須だばいね!!!

自分が味わった苦しみを味あわせたくないばい。

誰にも訪れることだばい。

油断めされるな!、だばい!!!
ニックネーム くろいの・・・ at 19:28 | Comment(2) | TrackBack(0) | 黒の日常

2012年05月04日

ミンスってマジでヤバス

GWは仕事。そんな僕等(あたし等)に乾杯!

仕事っても暇なんすけどね。エロエロやアングラ系や2chにいかなきゃ

ネットもビシバシできるしローズオロナインもコッソリできるし。

逆に外に出たくない。アメだったし。今日は天気いいから公園にでもいこう

かなぁ・・・ってみると、新システム導入で常駐しているSE&グラマー&説明屋

さんが欝なので踊りでも披露しちゃったり。

拍手で興奮して上半身裸になって1人ビートイットやってると、気が付かない

うちに観衆が増えて、つい、ストリップになりそうになったり。


ってそんな日常よりあなた!

民主党ですよ!

これほどヤバイ!って思ったのは民主党が政権握ってからはじめてかも。

何がヤバイか、ってあーた、ウォン建で韓国債購入っすよ。

目に留まってから色々調べて検討した結果、政策としては購入は有り。

通貨分散は必要だし、中国絡んでるから韓国債購入はメリット多し。

だけど!

うぉん建はらめぇぇぇえええええ!

韓国がどうこうではなく、純粋に金融市場的にうぉん建はらめっ!

デフォルトせざるおえなくなる可能性がめっさ高いっす!

そうなったら当該市場でうぉん買戻ししなきゃいけないから、いくら現在

円高とは、金融価値が上がったうえでの円高じゃないくて相対的にあがった

価値の円高なんだから、えらいことになるっす。

1997年前後の韓国危機でも隣国の危機=日本の危機という概念のもと行動

したけど、その後どうなったか、知らないでしょ!!!ミンス!

しかし、この政党、本当にダメだったとわ・・・

時期選挙で民主が続行したら、それが民意だと思って日本は別な日本になる

んだとあきらめるっす。

自民も相当アレだけど、まだ金の使い方を知ってるっす。

日本は企業体国家。

自分はそう考えてるので、金をうまく使う方法に長けてないとダメダメっす。

やっと、金融マーケットで有能な人材が出てきたなぁって思っても、民主じゃ

活用できないですなぁ。

いや、まじで優秀な企業から政策に出向させたほうが法人国家日本を起業でき

るんじゃないっすかね。

ローズの運営といい、日本といい、迷走しはじめる理由は道標の問題でしょう

なぁ。

進む道に灯りがないと。

灯りこそ人。

その人はいまだ不世出。

どこで道草を食ってるんでしょうなぁ・・・

オチナシ(キッパリ




ウンチクン

1人ビートイット   故マイケル・ジャクソンのビートイットをつぶやきながら
           1人で踊り狂うさま。
           そのさい、目を瞑り、外界とのアクセスを遮断すると、さら
           に狂った踊りができる。別名、不思議な踊り。

うぉん建       金融商品(有価証券も含む)を購入したさいに、購入した
           通貨をその商品期限の時期の為替相場で買い戻す投資。
           例えば、今、円高で80円=1ドル、という状態でドルを
           購入し、日銀が90円=1ドルを目標としている情報で投資
           すると、5年満期後に目標額に到達していれば、差額10円
           の儲けとなる。手数料などは契約による。
           ○○建の商品は、安定通貨であれば利幅が低い。為替交換の
           さいもリスクが少ない。
           お金持ちには最良であるが、一般投資家には人気がない。
            
ニックネーム くろいの・・・ at 12:37 | Comment(5) | TrackBack(0) | ぼやき

2012年04月09日

チャリンコラー

P1000670.JPG


先日、友人の自宅が改築する運びとなり、友人数名で引越しやら荷物の

整理に友人宅へ赴きました。

倉庫整理担当だった私は、そこで、埃に埋もれているチャリを発見!

バラバラな部品を集めて庭に出すと、一服している友人達が集まりました。

友人達との協議の結果、この眠っていたチャリをレストアし、走らせる

ことに。

もちろん、レストア担当の私がいただきます。

持ち主に委任状と譲渡書を書いてもらい、さっそく近所のチャリ屋へ。

うむ、5000円ってどういうこと?とお財布からお金をだし、すっか

らかんに。

なーんか、パンクもしてタイヤも山はないし、ブレーキパットもないし、

洗ってみたら結構傷も多いし・・・

だが、しかし!

こいつを生き返らせ都内を疾走しつつ得意先を回るのだ!!

そんなかっこええ自分を想像しつつ、今日もいそいそとバイト(お風呂洗い

と選択と台所洗いと床掃除)にいそしむのであります・・・

ふふふ・・・今日一日で300円も稼いでしまった。

風になる日は近い(グビリ
ニックネーム くろいの・・・ at 19:11 | Comment(4) | TrackBack(0) | 黒の日常

2012年03月11日

供養。ばーちゃんに想うことだと教えられた

今日は、未曾有の大惨事があった日。
東北復興は物理的にどうだろうか。
自分の目からみると、インフラ(道路とか通信とかそんな感じ)は完全復旧
まで1割進んだってところかな。でも、インフラって、最初の3割くらいまで
は段取りだから、その後はびっくりするくらい早い。
まぁ、泥土やガレキがあるぶん、どっちかというと現場が頑張って早いほう。
1から進めたんじゃなくて超マイナスからの都市開発だからね。それに現場の
人間に阪神淡路の経験者が多数いるってのも大きい。
今回の経験を生かして、復旧活動に従事した技術者や作業員は登録しておく
べき。もの凄い経験だから、絶対に無にしてはいけない。
あとは、金が足らない。どこにいってるんだろうね〜あの義捐金は。不思議。
どうして義捐金を直接復興事業者で談合でもいいから入札させないんだろ。
いい材料つかってすんげー仕事するのに。それだけ現金は魅力だし。
霞食ってるわけじゃないし、その金は地元に落ちるんだし。

人はどうだろうか。うーん、あくまでも個人的感想だけど、泣きつづけてる
人はいるし、グレちゃってる人もいるし、無気力な人もいるし、人の善意
におんぶで抱っこな人もいるし、まぁ、「被災者」からまだまだ立ち直れない
人が多く居るだろう。
でも、新聞読んだり、テレビみたり、ネットみたり、現地で話したり、現地で
頑張るだけ頑張って限界を超えてさらに限界を引き上げてる偉大な漢達の
言葉や態度をみると、もう、歩いてる人は被災者じゃなくなってる。
新聞で読んだけど、「もう被災者じゃなくて復興者だ」という言葉があった。
言葉遊びのようだけど、これは意気込みだ。気合だし、心の立場の立居地の問題
だと思う。
凄い。もう、尊敬とか畏敬とかしか思いつかない。惚れた。
でも、記事を読んだり写真をみたり、現地で色んな人と話していると、この漢達
の後ろには、なんか女傑の気配がする。裏で糸を引いてる気配がする。
きっと、頑張ってる漢達に「すてき!」「よくがんばった!」「すごい!」って
いい子いい子してるような・・・
女が後ろで糸を引けば、もう安心だ。自分はそれが一番の力だと思うのだ。
縁の下がしっかりしたからね。あとは踊るだけ。

一年だった。
同じ釜の飯を食い、積雪凄い山中を這いずり回った仕事仲間は2人とも
行方不明のままだ。今朝、家族の方から、死亡届を出します、と連絡がきた。
重ねて御礼を言われた。俺は自分の心のために尽力しただけだし、お礼をいわれ
るようなことはしていない。結果はなにもだせなかったし。
電話口で互いに言葉がつまりしばらく黙してしまったが、ご家族の方の声が
明るかったのが救いだ。
インターネットゲームで知り合って、ずっとメールや電話で連絡をとっていた
オンラインゲーム・ローズの友人も連絡が途絶えた。
1月に、その友人宅を訪ねたが、街がないのでだいたいの場所しかわからなかった。
携帯も通じないし、パソメールも返信がない。ご家族のことは知らないので、
どうなったかもわからない。
色々調べたが、まだ混乱しているのかハッキリした足取りもわからなかった。
まず、東京に来たときに一度しかあってないので写真だけでは確定できなかったし。
役所の人が本人とご家族の安否を調べて連絡をくれる、と言ってたが、今現在まで
連絡はない。もちろん本人からも。

午前中に3人の供養をした。供養といっても、宗教という信心をもっているわけで
はないので家の仏法もどきの形式だ。
お茶を入れてお線香をあげてチーンとやる。んで、ノンノさん(仏様とか先祖とか
そんな意味あい)に伝える。

友達がそっちにいったよ。迷ってたら導いてあげて。悲しんでたら歓待してあげて。
笑ってたら一緒に笑ってあげて。よろしくお願いします。

これも自分の心のためっちゃため。落ち着くから。これから、ずっと3月11日に
は3人を想う。俺が生きているかぎり、3人を忘れる人間はいない。
ニックネーム くろいの・・・ at 13:34 | Comment(3) | TrackBack(0) | ぼやき

2012年02月15日

男子校

私は男子高校に逝った。

男子校って、15〜18歳くらいの男子ばっかりいる閉鎖空間。

言葉の意味がわかる人にはわかるだろうけど、とにかく色んな意味で臭い。

まず、脳みそがサルばっかり。中にはまとな奴も数名いるけど、まさに

そいつらだけが俺達のモラル。

そいつらがいないと、人間じゃなくなって三大欲求の権化になってしまう。

そんなサル相手にしているから、学校側も相当キテいる。

朝の校門前がすでに戦場。門が閉まったら遅刻扱いだから、門を数人で

押さえつつ教師にタックルしつつ出席日数のやばい先輩を通す。

次に、学食が戦争。10時に食券を発売するんだけど、人気食を買うのに

順番とか列とかは存在しない。

先輩・後輩の序列がまずあって、そこに部活の先輩・後輩が加わり、

先輩に殴られながらでも購入しないと飯にありつけない。

ちなみに、パン屋さんが2・3時限目の休憩でパンを売りに校門前に

来るが、数分で完売。これも焼きソバパンとメロンパンという二大食品

をゲットするために戦争。

家から弁当を持ってくるか、通学途中で買えばいいじゃん、という声が

聞こえてくるが、当然、それらは持っていて、午前中に間食。

そして昼休み。

廊下に転々と必ずいる数人の正座していた奴等が、プルプルしながら

食堂に行こうとするも、飢えた野獣どもに踏みつけられて死亡。

先輩に命令されて先陣をきってた一年坊が二年坊の餌食にあって死亡。

その無敵っぷりを見せてた二年坊が三年坊の突撃をくらい死亡。

学食のおばちゃんが怒鳴り散らしながらゴムのように伸びるラーメンに

親指がっつりつっこみながら餓鬼どもに投げる。

戦場あとには食券だけ握り絞めて涙目になってる一年坊。

食券=食品のはずなのに、なぜか食べれない奴が出る学園の不思議。

午後、今度は先生vs生徒の戦い。学校を抜け出して食べ物を買いに行く生徒を

捕獲する先生との激しい頭脳戦が始まる。

いかに出し抜いて先生が張っている店を回避するか。

見つかったら普通にグーパンチの上に絞められて気絶させられる。

ある奴は、先生にまともに戦いを挑み、キュっと頚動脈を絞められて、公衆の

面前で失禁した。

先生=地獄の極卒。脳筋だ。

そんな戦いの一日も夕方の下校時間になると落ち着きをみせる。

睡眠、食欲がある程度満たされてる時間だからだ。

すると、次に出てくる欲がある。

ある日、保健室の校医が襲われた。

通報を受けた先生によって犯人はフルボッコ。鼻にティッシュつっこんだ

アヒルちゃんの口をした丸ボウズの奴が職員室の廊下前も正座していた。

校医の先生は53歳。

若い女性(40歳以下)は狼の群れに羊というか生肉を置いておくような

ものなので、先生の護衛付き以外では学園内に存在しない。

まぁ、校医の先生が襲ってきた生徒の玉を握りつぶして未遂に終わったが、

ことあることにその校医の先生が「いやー襲われちゃったわー襲われちゃった

わーどうしようかしらー」とドヤ顔で云うからうざかった。

ちなみに、襲った本人は、魔が挿したらしい。

先生達も「ないわー」っていって見逃してた。

女性諸君には理解出来ないだろうが、10代の男子はちょくちょく魔が挿す。

特にこの時期は頭骸骨にひとつある脳と陰嚢にふたつある脳が、体の支配権

を争うことが毎日四六時中ある。

10代男子の日常はこれとの戦いで大変なのだ。
ニックネーム くろいの・・・ at 21:34 | Comment(3) | TrackBack(0) | ぼやき

2012年02月02日

ずっと忘れない


今朝、ベランダに鳥の屍骸があった。

目を瞑って嘴を開いていた。

あ、っと思って見ていたら、涙が流れた。

なんで?って思うが哀しくてたまらなくなり泣いた。

最近は、どうも命がキーワードなのか、涙腺が弱い。

死そのものよりも、死を介して生きてきたであろう日々を

勝手に想像してしまう。

この鳥の生まれから死のその瞬間までを想像してしまうのだ。

擬人化するわけでは、ない。

漠然と生きてきたであろう日々を想像してしまう。

すると、自然と泣けてしまうのだ。

これが、いつでもどこでも発動するから困る。

例えば、虫にですら想いを馳せてしまう。

先日は枯れ木に発動した。

ここまでくると、なんかの病気じゃないかと自分が心配になる。

命の重さとか尊厳とかそんな大層なものじゃなく、ただ、そこに

在るありがたみというか、そのありがたみが消失する哀しみと

いうか・・・うまく説明できない妙な感情に支配される。

この間、嫁が1日家を空けた。

なんか、不安というか、もう二度と逢えないんじゃないか?と

思う強迫観念に近い感情に襲われた。

その感情が家族・友人に対してまで波及し、最近では他人様に

まで覚え始めてしまった。

なんか、馴れ馴れしいわけじゃないが、逢えてよかった!元気

でなにより!ってほんとに嬉しく思ってしまうから凄く態度

がおかしい。

嫁にいわせると、尻尾をブンブン振っているのが見えるらしい。

この間も仕事帰りに駅近くで買い物をしている嫁を発見して、

嬉しくてつい手を振りながら走って傍までいってしまった。

ちなみに新婚でもないし付き合ってから10年近くたつ。

いったい全体どうしてしまったのか皆目理解出来ないから困る。

まさか躁鬱の躁状態が持続する心の病か?とも懸念している。

でも、かなり落ち込むし、暗い感情はいつもどおりある。

原因、というか、こんな変なことになったのは、去年の暮れ辺り

からだ。

たぶん、もう二度と逢うこともないだろうし関わることもない

人の言葉で泣かされてからだ。

信じられないだろうけど、3月の東北大震災のときの遺体が今頃

見つかったりする。

私は暮れから東北に入り、地図作成をしている人の手伝いで測量

と現在の家屋立地状況、海岸線の状況を独りでテント箔しながら

調べてきた。

その時に、海岸の雑木林でボロボロの洋服らしきものと一緒に

真っ白の骨をみつけた。

拾ってみると、犬猫のレベルの大きさじゃないから、ああ、これは

と思い、周辺の砂を掘ったりして探したらいくつか骨がでてきた。

間違いないな、と思い、警察に連絡してきてもらった。

その後、警察のおっちゃんとあーだこーだやって、連絡先を教えて

仕事に戻った。

2日後、遺留品からすぐに身元がわかったらしく(その骨が本人か

どうかは、たぶん、あとで調べるのであろうが)連絡があった。

その次の日の朝、テントの周りに人の気配がして起きると、2人の

女の人が立ってた。

年配の人と若い、といっても私からみて若いだけで30歳くらいだ

ろうか。

名前を聞かれたので応えると、見つけてもらった遺体の親だという。

警察にここいらにいると聞いて親子で訪ねてきてくれたのだ。

わざわざご丁寧に申し訳ない、と言いつつ、気まずいなぁって思って

たら、年配の女性が、もう、二度と逢えないものを家に連れて帰れる、

と何度も何度もお礼を言いながら言ってきた。

娘さんが、もう前の家はないけどねwって明るくちゃかしてた。

その後、コッヘルでコーヒーを炒れ、その親子に渡すと、昔の

思い出話をしはじめた。

聞いてるうちに、まるで、その人の人生を早送りで見るように、心に

染みこんできた。

私が死んでもこうやって思い出してくれるだろうか。

そんなことを話の合間につぶやいたら、2人に、ずっと忘れないよ、

うちの子に毎日話しかけるから、ずっと忘れないwって言ってくれた。

そっか。

・・・

泣く姿を見せないように席を外れてテントに物をとりにいく振りをした。

なぜ、むせ返るほど泣いてしまったかわからない。

嬉しいとかでもなく、ただ哀しかった。

たぶん、その子はこの親にとって触れることの出来る神様みたいなもの

だったのだろう。

愛した、ってのがありありとわかる。

それ以来なのかどうかわからないけど、ことある事にみんな大事に思えて

傍にいること、触れることが出来ることが凄い奇蹟というか、大事すぎて

しまうのか、変になってしまった。

正直いって、恥ずかしいしみっともないので早くクールな自分に戻りたい。

最近は犬の如き扱いを受けている。

うれちっちしないでよ、とか、タオルを口元でヒラヒラされて投げられたり。

もちろん、無視。


沈黙の日々が続く。



オチなし(キッパリ
ニックネーム くろいの・・・ at 23:25 | Comment(4) | TrackBack(0) | ぼやき

2012年01月29日

まさかリアルでこの言葉を発するとは・・・

もはよう様

先年の年末から今年の年初・正月は東北に行ってたから道場に顔を

出さなかったばい。

1月も終わるばいね。いじめに合う前に顔を出すばい。社会人の処世術

ばいね。という決意をもって今朝4時からの朝錬にでたばい。

もうすぐ大会だから出場者は気合がはいってるばい。

稽古なんかする気もないので手土産だけおいて帰ろうとしたら、乱取りの

頭数に入れられたばい。

久々なので兄弟子とはいえないくらいの位高い師範が相手にしてくれたばい。

もう還暦をとうにすぎてるばいね。

「チェェエエエエ」と気合を入れて打ち込むも、「ホイホイ足がおそろか」

「手が空いてるホイホイ」「肘が伸びてるホイホイ」とか云われながら

ビシビシと防具のないところをしこたま打たれたばい。

手も足も出ないのは、まぁ、さすが相手は名誉段の7段持ちだばいね(キリッ

そうこうしているうちに、乱取りがはじまったばい。

うちの乱取り稽古は、独りの相手とずっとやるばい。やめっの合図か、まいった

というまでずっとやるばい。

相手も申し込まれ制だばい。

位下(段とか年齢とか)が申し込んでくるばいね。

自分くらいの年齢になると申し込むことはないばいね。だから、誰からも申し込

まれないとそのまま指導や安全面の監視にまわるばいね。

心の底から「誰も申し込むなっ」て道場の隅にそーっと逃げたばい。

サクッとみつかったばい。

女子からの申し込みで・・・ちょっとニヤケたばい。

でも、名前を見て戦慄したばい。

彼女、全国大会で何度も入賞している猛者だばいね。流派の星だばい。

でも、何でこんなところにいるばい?数年前に道場かわったんとちゃうんかい!

困惑しながら、しかし所詮はオナゴ・・・男のぶちかましを教えてしんぜる、とか

思ったら興奮してきたばいね。

倒れたオナゴの手をとり、大丈夫かい?キランっとか、あらステキ!とか妄想して

しまったばい。

よーし、いっちょもんだろかい!ってはじめたら一本取られたばい。

よしよし、油断した油断した・・・ふふふふふっ男のぶちかまし(ry

って二本目取られたばい。

電光石火で三本目とられたばい。

まあまあ速いじゃないの・・・次は鍔鬩りから男のぶちかまs(ry

突きがガッツリきまってふっとばされたばい。

げふぅ、とか発してしまったばい。

このあたりから少し焦りだしたばいね。作戦を立てるために遠間をとったばい。

でも、乱取り中は他の人もいるから自由に動けないばい。あっという間に追い詰め

られてまた打ち込まれたばい。

しかもちっと下ったところに飛び込まれたから超痛い面が脳天にきたばい。

はぶっ、とか発してしまったばい。

連続して面打ちに引き胴がきたのでチャンスとばかりにぶちかましに飛び込んだ

ら、サクっと避けられて横打ちを喰らってすっとばされたばい・・・

これは、いよいよ奥義を出さねばならなくなったばい、と竹刀を肩に担いだばい。

奥義・流れ・・・小説や漫画で読んで体得した必殺技だばいね。相手が躊躇して

間合いを遠間にとったその瞬間、流れをお見舞いしてやったばいね。

バシッ!

竹刀が叩き落とされて面・小手・面って打たれたばい。

うおぉぉおおおおおお!ってそのまま打たれながら抱きつこうとしたばい!

柄で首打ちを決められながら足払いを受けたから一回転して床に叩きつけられた

ばい・・・息が止まったばいね。

「今日はこのくらいでやめにしよう下さい」

男の意地とお願いの気持がごっちゃになって言ってしまったばい。

帰ってきてシャワーを浴びながら壁に手をつき涙を流したばいね・・・結構

そんな自分に酔ったばい。

流れ・・・結構練習したのに(;−;)

嫁に言ったら、流れじゃ通用しない相手だったのよってアドバイスもらったばい。

ビコーン

ってしばい。

次は最強奥義・流れ星、これしかないって思ったばい。

特訓だばいね!!

仇は必ず取る!!

みちょれ卑怯極まりない鬼畜剣士め!!
ニックネーム くろいの・・・ at 08:05 | Comment(7) | TrackBack(0) | 黒の日常

2012年01月25日

消費税

消費税を民主党が導入するようです。

まぁ、導入しないよって言ってたけど、今の日本じゃ増税しない党は存在

しないし、しなきゃいけないでしょうね。

私は増税は賛成っす。そして、増税はするには消費税しかないって思います。

関税やらが本当は一番いいんですけど、別で国際問題があるから無理でしょうし。

でも、消費税一律5%引き上げとか正気の沙汰とは思えないっす。

消費税には種類が沢山あります。主にヨーロッパで使われてるだけでも5種類

はあるし、その国の性質・体質・国民性でそれぞれが導入してます。

日本人には本来あわない税方ですが、もっとも財源が確定しやすく推測しやすい

ので凄く優秀な税方です。

増税原因は、東北大震災の復興事業と、今後起き得るであろう未曾有の災害と

目される東海大震災の復興財源です。

なので、早急に財源として使える消費税が一番よい増税方法で異論はないので

すが、一律ってのが正気の沙汰ではない。

本当に経済・税のエキスパートがいるのか?と疑いたくなります。

全国一律とか・・・アホすぎる。

都道府県は、それぞれの収益がバラバラです。

東京の八王子市と同規模の石巻市で同率税制を導入したらどんな縮図が生まれるか。

想像すれば小学生でもわかります。

消費税は別名「格差税」ともいわれております。

金持ちも貧乏人も等しく同じ税金がかかるからです。

だから、収入格差の激しい国では、衣食住と贅沢・娯楽品の税率に差をつけて

導入しております。

日本が一律徴収だったのは、当時、複雑なシステムなので管理出来ないなのと(断言)

国民の7割が同一収入(固定計算であり平均値)なので複雑にして余剰管理システム

の発生をなくすためもあります。

が、導入してはやウン十年。もうそろそろ日本経済にあった消費税システムを今回

で作り上げたほうがよいです。

都道府県での予算が全然違う日本。

東京は他国の年間予算に匹敵する収支を持つ一方、日本有数の大規模都市である大阪

ですらその足元にも及ばない収支。

同じ消費税では、この困窮している財源確保の大元である国民の力が削がれるだけで

あり、将来的に増税が重責になり、デフレスパイラルから未曾有の経済停滞へと

進んでしまいます。

各都道府県での税収(消費率や経済力でもなく、平均収入でもなくあくまでも税収)

から消費税率を決定すべきであります。

もちろん、そこに衣食住の、食のみを3%固定とし、変動消費税を導入し、経済大国

である日本独自の消費税を模索すべきであります。

そして、地方等と都心部の贅沢・娯楽品を種目区別をし、地方自治権を消費税に

いたっては強大にし、国に地方自治体から自治体そのものの消費税として納税させ

れば、その地方にあった税率が成立します。

東京での社会活動・経済活動は地方に比べて高くなりますが、その分の利益がある

ので当然であります。

また、消費税の他に企業に関わる税法をちょいといじって同じ税収方法にするだけ

で、地方の企業誘致が断然有利となり、地方活性につながります。

しいては、被災地特例もあわせれば、企業体の利潤と復興とがあわさり、復興事業

が進まない入札原因も取り払われます。

どうして、一律5%→10%とか脳みそ腐ってる幼稚園児な案が国政を預かる為政者

から発せられるのか。

あまりにも何も考えなさすぎ。

会社なら会社が倒産する無能役員の集団であります。

ってか、日本は実質企業国家。このチートな国のチートたるゆえんは人材と国民性。

消費税10%とか、どうしてこうなった、という感じであります。

東京は最大消費税20%・最小3%。これはガチっす。

自分、嫌だったら東京から逃げますが、逃げる益がないので逃げません。

これならちゃんと納得して支払いますぜ。

本当にマジで人材いないのかなぁ。

野党の消費税案や増税案が明確に数字ででてないけど、なんにも案がないんで

しょうかねぇ・・・

本来のチート国民である日本人なら、すでに復興しつつあるはずなんだけど、

頑張って歯を食いしばって前に進んでるのは生き残った男・女漢達だけ。

後方支援のない戦いは負け戦と古来より決まってるっす。

歯がゆい・・・政治に興味を示さなかった自分もいけないんですから、時期

選挙は真剣にやるっす!

会社の行く末を考えるように、ちゃんと考えておけばよかったなぁって反省。

大人の責務っすね。
ニックネーム くろいの・・・ at 11:55 | Comment(5) | TrackBack(0) | ぼやき

2012年01月22日

妹その2


そんなこんなで立派な不良に成長した妹は、すっかり親父殿と戦えるほどに

成長。

中三になってから親父殿に何度も挑んでは、ボッコボコに敗北する私と違って

、妹は、女補正もあるのか親父殿が口出ししないまでに家庭内権力を掌握

しはじめた。

まぁ、長女にはそれでも勝てないのか、すごく従順だったけど。

このコロになると、妹も恋愛というものに興味を出し始めたのか、やたら

オサレをするようになってきた。

当時の不良・DQNというのは、とにかく「硬派」であることがステータス。

とくに、喧嘩上等とかわけわかめなフラッグを立ててる奴にとっては宗教に

近い。

一部、クスリやらアンパソに走ってる人生やめちゃってる人達は乱れていたが、

大抵のグレちゃった黒歴史の人達は、硬派がステータスだったし、軟派を

バカにしてたもんだから、彼氏・彼女なんか友人同士でも牽制しあっちゃって

作れるはずもなかった。

できても絶対秘密なようだった。

もうね、真面目な子と付き合うもんなら男の子なんか手も握れないどころか

並んでも歩かない。

女の子はヤンデレ・ツンデレ。

そんなことで、ご他聞にもれず妹も好きな人(たぶん私のイケメソ友人)が

出来てもどうにもならない。

ある日、そのイケメソが自宅に遊びに来た。

たまたま自宅にいた妹は、超取り乱してわけわかめな状態に。

部屋をノック(!)してお菓子やらお茶やらを持ってきたりするもんだから、

私はビックリしてつい妹に言った。

「おいおい毒とかなーだろーな?きめーんだよ!あ、こいつの為か?www」

まぁ、妹の発狂具合は筆舌に尽しがたい。

我に返った妹は、ボーゼンとして青ざめてるイケメソを見て、無言で部屋から

ってか自宅からそのまま家出した。

親戚のおばちゃんから電話があって、泣きながら家にきたからしばらく泊めるね、

と母親に電話が来たときは、鬼にも人の心があることを知った。

さらにグレるのかと思ったが、中3の二学期くらいから猛勉強のガリ勉に変身。

とうとう気が触れたかwと思ってたが、どうやら何か思うことがあったらしい。

高校に入学するときは、すっかり黒髪ロングのお化粧もしない真面目な女学生に

なっていた。

挑発する私のことも相手にせず、妙に淑やかを演じきっていた。

私等の世代はバブリー真っ盛りの時期で、バイトでも仕事でも羽振りが凄くよかった。

成人してから、長女の知り合いと付き合い始めた妹は、ある日、その本性を

とうとう発現させた。

私が自分のバイクを取りに仕事場に行くと(長女の紹介で仕事をしていた)妹と

そのお付き合いをしている人がいた。

長女と、その友人もいる。

なんだろ?と思っていたら、妹がいきなり彼氏のベンツに蹴りを入れた。

パンプスの穴がぼっこしあく。

さらに2度、3度と蹴りまくる妹。

誰もとめず、彼氏だけが後ろ手にとめようとしているが、妹の肘鉄とヘッドバッド

が顔面に入り彼氏悶絶。

そのまんま素手でフロントガラス粉砕・・・フロントガラスが素手で割れるんだ

って素直にトリビアしてた。

両拳から血を出しているのにかまわず彼氏をボコりはじめ、最後には横腹に振り

かぶりキックをして裸足で去っていく妹を壁に隠れて私は観察した。

どうしてそうなったのか、理由は未だにわからない。浮気をされたのかもしれない。

そんな妹も無事に結婚し、子宝にも恵まれ幸せな家庭を築いていったある日、

旦那さんが入院したという。

いやな予感を巡らせながらお見舞いにいくと、唇がアヒルちゃんになって瞼が

腫れて、すっかり試合後のボクサー。

夫婦喧嘩だった。

レフェリーがいないから一方的な試合展開になってもストップ入らないよね、

って笑いながら旦那さんはいうけれど、どうもそれだけじゃ入院しなさそう。

よくよく聞くと、やはり男だから力で羽交い絞めにしたら、なんか腕を返されて

ロックされたあげく激痛が走ったから必死に足で蟹挟みをしたら、太ももを噛まれ

て食べられそうになった、と。

その後、太ももから感染症を併発し、大変危険な状態に陥った旦那さん・・・

噛まれたところの肉をごっそり取られても、妹と別れない天晴れな人物なのだ。

それから暫くは平穏な時期が続いた妹一家。

が、息子が中学の反抗期に入る・・・想像に硬くない修羅場は待ち構えていた。

ある日、息子が学校を無断で休み、部屋で呑気にゲームをしていたらしい。

妹は、「世間様に迷惑な子供の命は母親の刈り取っていい」という信念を持っている。

その責にを果たすべく、命を取りに子供部屋にいったそうだ。

ただらぬ気配を感じた子供は、振り返ると、そこにテープでぐるぐる巻きになった

鉄パイプを持って立ち尽くす羅刹を見たそうだ。

瞬間、身を翻して逃げる息子。間一髪、鉄パイプは机にめり込む。

が、返す刃でさらに追ってくる鉄パイプ。

たまらず、手で避けようとするが容赦なくその手に振り押される。

転げるように逃げるが、後ろから「しね〜しね〜!」と羅刹の声が響き、うまく

体が動かなかったらしい。

そこへ、旦那さん登場。

旦那さん、どうしてこうなった、という理由とかきかずに、妹に向かって

「俺の子に何をする!!!」

と立ちはだかったらしい。

旦那さんごと打ち据えられる息子。

旦那さん、妹を押さえ込み、「逃げろー!!」と叫び、息子を逃がしたそうな。

その後、私の実家であるおじーちゃん家に逃げてきた息子は、腫れた手を見た

おばーちゃんに病院に連れていかれ、骨折と診断された。

ここで温和な私の母でもあるおばーちゃんが激怒。

長女を呼び出し、ともに妹宅にいって妹をさんざん説教し、反省させた。

さすがにやりすぎだ、と家族一同から怒られたのか、妹はシュンとなった

かに見えたが・・・その息子がしばらくして打ち明けた。

帰宅したある晩、夜中にふと眼が覚めると枕元に誰か立っていた、と。

よくみると、妹がその大きな眼でジーっと自分を見ていたらしい。そして、

「今回は見逃してやる・・・次はコロス・・・」

ボソっつつぶやいて暗闇に消えていったらしい。

あんな怖い思いをしたのははじめてで、幽霊とか悪魔とかそんなチャチなもん

じゃ断じてねー!、と、すっかりポルナレフ状態になっていた。

気性、ってのは、結局死ぬまで変わらないものだ。

あの旦那さんじゃなかったら、とっくの昔に殺されているか、堀の中だろう。

そう考えると、妹は子供の頃から周りの人に恵まれていた。

かわいがってもらっていたし、何をしても「〜ちゃんだから許しちゃうね」とか。

恵まれた星の下ってのはあるんだなーと思う。

とくに、愛される星の下ってのは人生で一番大事なんじゃないかな。

まぁ、武士一直線な私には関係ない話だが。

そんな妹も旦那さんが大好きでゲットしている。

なんだかんだで、旦那さんの言うことは結構良く聞くし、妹の理解者でもある。

妹を倒せるものは実のところ旦那さんだったようだ。

世の中、夫婦ってのはうまくできている。それが続いても続かなくても、なんか

ひき寄せ合ってるようだ。

猛獣使い。それが旦那さんの秘かな二つ名だ。


オチなし(キッパリ
ニックネーム くろいの・・・ at 19:03 | Comment(7) | TrackBack(0) | 黒の日常

2012年01月19日

私には、中学生時代に「羅刹」という二つ名を頂戴していた妹がいる。

いや、マジで。

ネタでもなんでもなく、地元でそう呼ばれていた。

当時、俳優の宇梶何某がエンペラなる暴走族のお偉いさんでブイブイ

言わしてた暴走族全盛期だった。

で、そんな外道極まりない先輩を持つ可哀相な年代が、私達だった。

何年もの前に卒業したはずの先輩が中学校にきては、ハリケーンの

如く暴れ周っていった。

学校にガラスはない、それが入学した当時の印象だった。

地元は今じゃ東京の高級住宅街みたいな扱いになっているが、そんなのは

両隣街の威光があるだけで、当時は実のところ小さな工場が乱立するドヤ街

みたいなお下品な街だった。

なので、DQN率は非常に高い。しかも公立に通うのは軒並み天然バカだ。

今のDQNとは毛色が違うが、友達はそんなのばっかだから、別に髪を上に

あげてなくてもドカンを穿かなくても、だいたい中身はDQNだった。

私は、DQNではなく、武士だったので、よくみんなにいじられた。

そんな私の妹として、私が厨ニの大病を患っている中ニのコロに、妹は

中学校に入学してきた。

妹は、琉球王国の姫君と自称している母親似で、パッチリ二重のでかい眼に

ハッキリした顔立ちをして背も高かった。でかい眼の瞳は、赤毛の血を引く

新潟のじいさんの瞳と同じく、薄いトビ色の瞳をしていたものだから、

そこそこに目立った。

が、武士の妹なものだから、一部の武士嫌いな奴等に入学早々虐められていた。

が、私はむしろ、その武士嫌いな一団を心配していた。っていうかもっと

頑張って虐めろ!ってお願いしてた。

私が武士にならざる得なかったのは、妹という存在から身を護るためでもあっ

たから。

ある日、学校に警察が来た。いつもの大人になってるはずの歯のない先輩が

ガラスを割りにきたのか、サッカー部の先輩が飛んでしまったか、と野次馬

しにいったら、妹が警察に蹴りを入れていた。

「OH・・・」

声にならない声を出して目眩と格闘していたら、幼馴染が「とうとうやったな」

みたいなことを言って笑ってた。

妹は小学校時代も有名な問題児だったが、蹴り、とか、グーパンチ、とかは人前

でやったことがない。

でも、幼馴染達曰く、虐めが結構あったからいつか爆発するだろう、ってこと

だった。

その後、真の外道である親父殿になぜか私がボコラレて、母親と一緒に警察署へ

迎えにいった。

そこでまた道場の兄弟子である警官達になぜか怒られ張ったかれ、妹には罵られ

・・・思い出したらゲロを吐きそうに。

そんなこんなで、私が受験間近かの中三になるころには、妹は立派な厨ニDQN

と化していて、周辺中学や地元で「羅刹」という見事な厨ニ名を頂戴していた。

妹が羅刹と渾名されていた理由は、とにかくやることが容赦なく、相手の骨とか

平気で折ったり、その茶色い髪と瞳と、噛み付いては相手の肉が削げるまで

やり、口の周りを真っ赤に染めてる姿かららしい。

現在みたく、モンペの親はほとんどいなくて、喧嘩は自分の子が悪い、という

風潮で大人は関わってこなかった。

ま、それでも、やりすぎは当然、親が謝罪しにいったし、治療費も払っていた。

飲んでは暴れる外道親父殿とのツインズで母親の心労は相当だったと思う。

でも、私は子供のころから、いつか外道親父殿か妹に殺されると怯えていた。

ひとつしか違わない妹は、幼児期から中学生まで、つねに私と同等かそれ以上の

体格を有し、同じ道場に通い、私が習った居合い剣術よりも、組討ちを重点的に

練習するグループに所属していた。

人を人とも思わない外道親父殿の性格そのままのコピーちゃんなので滅法強い。

子供だろうが大人だろうが、自分の敵には、躊躇わず、突き、据討ち、極める。

この性格が非常に怖い。

普通、人には「躊躇い」という気持がる。相手が痛いだろう、とか、これ以上

は怪我になる、とか、殴ること自体に恐怖したり。

しかし、妹にはそれが欠如していた。

まさに、極卒の鬼どもも恐怖する慈悲をもたぬ羅刹。うまいネーミングだ。

一番、恐怖したのは、小学5年のときの兄妹喧嘩だ。

組み付かれないように、手打ちで妹と戦っていた私は、つい、妹の瞳の奥底に

ビビッて人中を打ち抜いてしまった。

鼻血が大量に出る妹。その血をみてビビリまくり固まる私。

何を思ったか台所に走った妹は、両手に包丁をもって登場した。

殺される!

本気で恐怖した私は、三階から二階のベランダに飛降り、そこから部屋に

逃げて鍵を閉めた。

次の瞬間、扉から包丁が生えた。バスバスっと二回ほど包丁が生えた。

正面の穴の向こうに、妹のトビ色の瞳が見えたとき、渾身の力でその穴めがけて

人差し指を突っ込んだら、

「ギャーーーーーーーー!!」

って悲鳴がとび、しばらく静かになった。

しばらく、扉の前で固まっていたら、ガチャガチャってドアノブが物凄い勢いで

動き、バキって悲鳴を上げてドアノブが取れて転がった。

扉の向こう側に、外道親父殿が魔人となって立っていた・・・右目を押さえて、

その後ろに妹がいる。

そのあとの記憶は薄い。

気が付いたら、外道親父殿に片手を握られて、窓の外から下を眺めていた。

お袋様が、外道親父殿にすがりついて何か叫んでいたが、よく聞き取れない。

耳の奥がキーンってなり続けていて頭が痛いし、息がうまくできないので

ああ、死ぬんだな、あいつにジャンプまだ返してないないな、って薄っすら

思った。

その修羅場を隣家のおっちゃんが見て、助けに来てくれた。

一命をとりとめ、おっちゃん家に批難した。

翌々日くらいにおっちゃんと一緒に外道親父殿に土下座し、謝ったが、何に

対して謝るのか理解出来なかったが、妹が眼帯しているのをみて悟った。

どうやら、眼突きが成功したらしく、妹の眼は真っ赤に充血し、角膜に

傷を負ってしまったから、親が激怒したらしい。

でも、私は鼓膜が半分破れ、奥歯を折り、鼻骨骨折に左肩脱臼、頭部裂傷

という結構な怪我を負わされていたが、そのことは自業自得という結果

だった。

隣家のおっちゃんは、やりすぎだ、と怒っていたが、外道親父殿と取っ組み合い

になって警察がきてお開きとなった。

おっちゃんが去るとき、まじで心の底からお礼をいった。

その夜、とりあえず、一件落着した感じの我家だが、なんだか眠れぬ私は、

真夜中にただらなぬ気配を感じた。

眼を空けると、目の前に、片目が真っ赤な眼の妹が包丁片手に立っていた。

反射的に飛び起き、壁側を転がりながら逃げる私。

すくっと立ったその時、包丁が顔をかすめ壁に刺さった。ビーーーンって。

その時、妹が高笑いをした。キャーハハッハって。

「バッカじゃないの〜誰も殺しやしないよ!」

「二度と逆らったら眼を同じようにしてやるけどね」

このとき、小学4年生な妹。後に羅刹になる逸材である。

なので、私はそれ以来逆らったこともないし、戦ったこともない。

誰かが倒してくれるのを待つ、そんな武士だ。


次号へつづく。
ニックネーム くろいの・・・ at 21:57 | Comment(3) | TrackBack(0) | 黒の日常